ITリテラシー 2019 8 25

書名 いまさら聞けないITの常識
著者 岡嶋 裕史  日本経済新聞出版社

「エクセル方眼紙か」
 著者によると、表計算ソフトのエクセルは多機能なので、
意外な用途に使っている人たちがいるという。
 エクセルの枠は、横長の長方形ですが、
これを正方形にして、
さらに原稿用紙の正方形のサイズまで大きくして、
エクセルを原稿用紙として使っているという。
 実は、私も「目的外使用」をしています。
私は、パワーポイントが好きでないので、
エクセルで図表を作っています。
 エクセルの枠を縦横が「1.63」の正方形にすると、
ちょっとした「方眼紙」ができますが、
この方眼紙の上に図表を描いていくのです。
エクセルは、図表作成機能が充実しています。
「実は、FAXも好きです」
 時々、世界の笑い話となるのが、
日本人の「FAX好き」です。
 おそらく先進国で、
これほどFAXを利用する国は、日本以外にはありません。
他の国では、FAXは使っていないでしょう。
 実は、私も、「FAXは、いいね」と思っています。
自宅の電話機は、FAX兼用であり、
手書きの文字は、なんだか温かみを感じます。
 さすがにワードで作った文章をFAXで送信することはしませんが、
日本企業では、そういうことをしている会社があると聞いたことがあります。
「計算は、C言語で」
 時には、エクセルで計算するよりも、
C言語でプログラミングするほうが早い場合があります。
(もちろん、99%以上は、エクセルのほうが楽です)
 さて、「1から10まで足すと、いくつになるか」について、
プログラミングしてみましょう。
#include <stdio.h>
int main()
{
int a = 1;
int b = 10;
printf("%d\n",(a+b)*b/2);
return 0;
}
 あれっ、意外にも面倒くさいぞ。
そこで、今流行りの「Python」でプログラミングしてみると、
どうなるでしょうか。
a = 1
b = 10
print((a + b) * b / 2)
 それでも、数学の公式を使うと、
電卓のほうが早いかもしれません。
 しかし、プログラミングしておけば、
何回でも再利用できるうえに、
「b = 10」を「b = 100」に変更できます。
 ところで、この本は、IT入門者向けでしょうか。
しかし、読み進んでいくと、レベルが高いものが出てきます。
 ある程度、IT知識がある人が、その知識を深めるのに、
ちょうどよい本ではないかと感じました。
「プログラマーにワードやエクセルの使い方を聞いてはいけません」
 なぜかというと、プログラマーというものは、
自分が作ったプログラムは好きだが、
他人が作ったプログラムは嫌いだからです。

































































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